「もう投稿はしないつもりでしたが、新大陸発見の地を訪れ、コロンブスやカリブ海の海賊たち
に会ったら感激し書きたくなってしまいました。
約束を破って申し訳ありませんが、もう一回だけ載せてください」
ということで、またまた岡田真君の旅行記です。
読んだ後で不思議な気持ちになる文章です。是非ご一読ください。

はじめに

　ハリケーンと日本の寒さを避けて、７週間コロンビア、ジャマイカ、キューバ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラを旅行してきました。大昔「意欲に燃えるコロンブス」と覚えた「新大陸の発見」の地を訪れ、感激すると共に、功罪が良く解りました。

Bogota

　１週間学校に入ってスペイン語を思い出すためにだけ立ち寄った所なので、何も知らず期待もしていなかったのですが、とてもモダンな都市でした。2,600ｍの高地にあるので朝晩は寒いです。でもボリビアほどではありません。この都市の風景を造っているのは Transmilenio と呼ばれるバスです。名前が示す通り2000年前後に建設されたもので、道路中央の専用道路を走ります。一般車輌は入れません。急行も、快速もあります。東京の電車、地下鉄の地上版です。両脇に一般車輌用の道路があるので、全部で60ｍ位になります。それを信号で渡るのは危険なので、大歩道橋が沢山あります。これがボゴタの街の特徴です。

Transmilenio が作る風景

　スペイン語学校で年配者に2人会いました。1人はスイス人で65歳。奥さんと一緒に中南米を旅行したいために勉強を始めたそうです。私より年上の人はいないと思っていたので驚きました。もう1人はストックホルムの50代の病院の麻酔師で、5週間の休暇の全てをボゴタとカルタヘナのスペイン語学校に入って学ぶのに使うそうです。ホーム・ステイ先が同じだったのですが、もう充分上手なのに「ネイティブ・スピーカーのようになりたい」と言ったので本当かなあと思いました。彼の言葉を聞いて「もういいのでは？」と思っていた私は「よし、また入ろう」と密かに決めました。スペイン語学校は中南米の観光都市のどこにでもあり、空港まで迎えに来てもらえて安全だし、1泊2食付25ドル（ボゴタは割高で35ドル）で、午後と土、日は自由だし、学校主催のツアーやパーテイがあります。安食住が保証されているので一人旅の者には向いているのです。

つづく