久し振りの更新です。いろいろ本業が忙しくて、何しろ自営業なので、サボると収入減に直結→困窮生活→(ひょっとして)孤独死→(たぶん)新聞ダネ、という構図が見えているので、気を抜けません。いろいろなエピソードが聞こえてきたりしていたのですが、今日まで手が入れられませんでした。
そうこうしているうちに、馬込君からお便りと近著が一冊届きました。以下、お便りの主要部分を紹介します。
先般の「尾瀬ツアー」は本当に楽しく拝見いたしました。私も尾瀬にいるような嬉しい錯覚を覚えました。小生は西端の長崎で相変わらず雑事に追われております。ご報告が遅くなりましたが、昨年5月に筑紫女学園大学教授川辺武芳さんと、就実女子大学教授戸田仁さんのご両人が、日本D.H.ローレンス協会の学会で、当地長崎に見えられました。
両人とも野口啓祐先生の教えを忠実に守られて、立派なローレンス研究者になられていました。川辺武芳教授の『失われた〈故郷〉―D.H.ローレンスとトマス・ハーディーの研究』(英宝社刊、600ページ)と戸田仁教授の『D.H.ローレンスの思い出』(星雲社刊、300ページ)という研究書という結晶を手にいたしました。
とはいえ、久し振りの再会では、上智時代の懐かしい思い出話を肴に夜遅くまで飲みました。人間の芯は学生時代と全く変わらないもので、実に快適なひとときを恵まれました。
次いで、7月には朝霞西高等学校校長新井利邦さんが、熊本での会議出席の折に長崎までおいでくださいました。運よく日曜日の夕刻に到着しましたので、夕暮れの海を眺めながら、魚と酒で青春の日に戻りました。
先般、水道橋の語研から、社会人対象の拙著をはじめて刊行しましたので、謹んで贈呈いたします。類書に見られる「欧米偏重」「ステレオタイプ化された男女の役割」「少数派への配慮不足」「社会人の経験豊富な知性への配慮不足」などを他山の石に、書いてみました。特に、社会人用初級レベルの英語テキストは、例文の内容までが子供じみたものになる傾向があり、かねてより社会人のプライドを著しく傷つけるものと思っておりました。拙著が当初の目標をどの程度まで達成できているか、はなはだ疑問です。ご笑覧いただければ幸いです。
世の中は怪しげな状況に変わりつつあります。先ずは健康にくれぐれもご留意され、楽しい日々を創造されますようお祈り申し上げます。
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『音読でマスターする英文法』
ソフィア英語学院院長 馬込一敏著
(語研 299ページ \1,800+税)
本文は、左に例文、右に解説という、見やすく解りやすい構成。
CDも付いてます。本文の例文がネイティブスピーカーによる録音でそっくり収録されています。ヒアリング、スピーキングの復習には最適ですね。
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