10月21日、笠松は「美瑛ポテトの丘」を訪ねて、北海道・美瑛へ行ってきました。
松田武夫君がこの地を人生の理想郷と定めて移住してから7年たちました。正直なところ、最初その話を聞いたときには半信半疑でしたが、ここに来て彼が築いてきたものを見、またこの地の自然を守るための計画と決意を聞くにつけ、あらためて今日までの努力に感動しました。人生をかけるとは、ひとつにはこういうことなのでしょう。さて、一泊だけの短い訪問でしたが、スナップ的にレポートします。皆さん、是非一度は行ってみてください。格安の北海道周遊チケットもいろいろ出てきたことだしね。
美瑛は、札幌を起点にすると、まず急行で旭川へ行き、そこからローカル線で30分ほど。この写真はその富良野線で、ワンマンです。私が乗ったのは日曜の夕方。聴くともなく耳に入ってくる乗客の会話は、ノモンハン事件に従軍した農家の人の苦労話、札幌へ遊びに行った帰りの女子高校生(ミスタードーナツのテイクアウトを片手に)の感想話など。途中無人駅がいくつか。松田君が美瑛駅(駅舎は立派なつくりです)まで迎えに来てくれました。夕食はユースホステルのスタイルらしく、他のお客さんとペアレントが一緒に。夜はビールを飲みながら話し込んでしまいました。
朝はまず周辺の散歩。美瑛の地形は起伏が多いのが特徴。歩いて行くたびに景色が変わります。こんな木立の中に「ポテトの丘」本棟があり、増築したログハウス風キャビンとペンションがあります(下の写真)。ともに畳の部屋があって、くつろげます。ペンションはキッチン設備つきで、長期滞在にも便利。ついでに言いますが、本棟のベッドのサイズは普通より長く、悠々と身体を伸ばして寝られます(私の場合は特にありがたい)。また2段ベッドも上下の高さが十分に余裕があります(もともと天井を高くしてあるので可能になる)。こんなところに、日本航空時代に世界中のユースホステルやペンションを見て回ったという研究の成果を生かしているわけです。
下は松田君の親友のシェフが独立して建てたレストラン。木立を挟みながらも実質的には隣接しているので、これらが全体として総合宿泊施設「ポテトの丘」の機能性と魅力を高めています。
つづく▼